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■こっちも完結させます。 ~IF STORY~ コミックサンデー編 Part4(オリジナル・最終回)

こんばんは。いえろーらいんです。

規制が解かれたので某所へSS出してきました。キーワードでピンとくる所があったらそこへ行ってみてください。

初のサイト以外での公開です。

今日は久々にコミックサンデー編のSSを載せます。

今回のこれで完結です。お読み頂きありがとうございました。

それでは続きへ。


結局売れたのは9部だった。

「9部しか売れませんでしたね・・・。」

「まぁ仕方ないよ。あいつが言った通り売れ線でもない。こういったものの面白さはじわじわ認知されていくものなんだよ。」

平然と言う千桜。

「そんなものなんですか。」

「ああ。じゃあそろそろ撤収だ。綾崎君は荷物まとめて配送の準備を頼むよ。」

「了解です!」

そして撤収。こうして今回のコミックサンデーは終了した。



帰り道。もう暗くなった人気のない道を2人は歩く。

「同人誌っていろいろありますけど、いったいどういう同人誌を考えられているんですか?」

何気なくそんな事を聞くハヤテ。

「そうなんだけど・・・実は私、描いた事がないんだ・・・同人誌。」

申し訳なさそうに千桜が言う。

それを見て意外だなぁという表情をするハヤテ。

「えっ!?そうだったんですか?」

「・・・ああ。即売会には行ったりするけど・・・。」

見て評価するのは簡単だが実際に作るのはやはりハードルが高いもの。

千桜もその例に漏れていなかった。やってみたい気はない訳ではなかったが、やはり躊躇してしまっていたようだ。

「なら千桜さんはストーリーと設定をお願いいたします。作画は僕にお任せください。」

お嬢さまも絵はお上手ですよ、とハヤテは付け加える。

「そ、そんな悪いよ!私が作ってしまった問題だし・・・」

「千桜さん。」

「何?」

「もっと頼ってくださいよ。そのための執事なんですから。」

「・・・・・・・・・。」(ああもぉ何でそんな事をさらっと言うかなぁ・・・)

ニコッと笑いかけてそんな事を言うハヤテに、また心がときめきかける千桜。

理沙曰く「ときめきのプロ」のハヤテ。本人に他意がないというのがすごい所である。


そして、ある曲がり角を曲がった時の事。

「・・・・・・待っていたわよ。」

「君は?あの時の・・・。」

目の前に立っていたのは一人の少女、法仙夜空だった。

「誰?知り合いか?」

面識のない少女を見て千桜が聞く。

「以前あのアパートに入居したいと仰ってた方です。なんやかんやでお嬢さまにお断りされていましたが・・・」

ちなみに、ナギが夜空を追い出した理由が「ハヤテに馴れ馴れしく接し過ぎてイラッときた」というのは、ハヤテが知るはずもなかった。

「ふ~ん・・・。」

「どうしました?何か――――!?」

突然、夜空がハヤテに抱きついた。

「へっ?えっ?何で・・・!?」

「会いたかったのよ、私はハヤテ君にずっと・・・。」

(何、この子・・・。)

目の前で抱きつく夜空と抱きつかれるハヤテを見て無言の千桜。

「あら?そこの方は誰なの?ひょっとして・・・ハヤテ君の彼女?」

夜空の顔が千桜の方へと向く。

「ちょ!何言って・・・私はそんな・・・!」

「違いますよ!千桜さんはお嬢さまのお友達で・・・別にかっ、彼女なんかじゃ・・・!!」

明確に否定された事でホッとする千桜だったが、ある一方では少し変な気分になった。

(何で・・・?何でそんな事を思うんだよ・・・。)

「そう。安心したわ・・・だって私はハヤテ君が運命の人だと思ってるもの・・・!」

「や、やめてくださいよ!ここは道なんですよ!」

「じゃあ部屋とかだったらいいの?」

「そ、そういう問題じゃなくてですね・・・!」

そしてさらにイチャつく夜空に困惑するハヤテ。そしてそれを冷めた目で見る千桜。

「・・・道端でイチャついてるのを見るの嫌だから私は先に帰るよ。――――どうぞごゆっくり!!」

どうやら千桜も2人を見ていてイラッと来たらしい。

クルッと踵を返して一人でムラサキノヤカタへ向かう千桜。

(くそっ、綾崎君は全く・・・・・・!って、何でそう思うんだよ!)

・・・千桜も千桜でいろんな感情が混じって、ついには見ていられなくなったようである。

「ちょ、ちょっと待ってください千桜さん――――!?」

抱きついたまま、夜空は手をハヤテの腰に回すかのように見えた。

だが夜空の目的は違い、夜空の手はそのままハヤテのズボンのポケットへと伸びる。

――――どうやら写真を奪うつもりらしい。

「――――何してるんですか?」

パシッ!

ポケットに伸びかけた夜空の手をハヤテが止める。

「な・・・何のこと?」

「しらばっくれないで下さい。何が目的ですか?」

普段のハヤテからは連想しにくい冷たい声で夜空に聞くハヤテ。

「バレてしまってはしょうがない・・・。」

「?」

突然豹変する夜空。

「そのポケットに入っている28代目の写真を渡して欲しいんだ。」

「理由は何ですか!?」

「知る必要などない。渡さないと・・・」

「・・・どうなるんですか。」

「お嬢さまの家の保証は出来なくなるぞ。」

「な・・・何だって!?」

夜空の脅しに言葉を失うハヤテ。

「さぁどうする?」

(どんな事情かは知らないけれど、この写真を渡したら大変なことになる気がする。けど、お嬢さまに何かあったりしたら・・・!!)

ハヤテは葛藤しながらも・・・すぐに答えを出した。



「・・・・・・・・・。」

ハヤテは夜空に写真を差し出した。

「なんだ、肝心の部分は写っていないのか。」

破れた写真を見て夜空がそうつぶやく。

「?」

「もういい。じゃあ・・・またね。」

何もなかったかのように元の調子に戻る夜空。

「へ?」

そしてそんな夜空にすっかり調子を狂わされるハヤテだった。


「・・・・・・・・・。」

さっきの事以降、一人で屋敷へと戻る千桜。

(やれやれ・・・綾崎君はホントに・・・。)

そんな千桜に、ようやくハヤテが追いついた。

「待ってくださいよ千桜さん!」

「なんだ。・・・別にゆっくりしてたっていいのに。」

ハヤテを見ずに少々ぶっきらぼうに言う千桜。機嫌は相変わらずらしい。

「・・・すいません。」

突然ハヤテが千桜に謝る。

「?」

突然の謝罪に驚いてハヤテを見る千桜。

「なんか僕、千桜さんを怒らせちゃったみたいで・・・。」

「い、いや!私は別に怒ってなんか・・・! そう思ったんだったら誤解だ。悪かったよ。」

千桜にとってハヤテに対して何か苛立っていたのは確かだった。が・・・その理由はまだ理解できていなかった。

それに気づくことになるのはもう少し後の事である。

「・・・そうですか。ならいいんですけど。」

「ああ。だから気にしないでくれ。」

「でも何もなくてよかったです。」

ハヤテがホッとした感じで言う。

「何が?」

「やっぱり女の子を夜の人気のない道を一人で歩かせるなんて・・・何かと物騒ですし怖いじゃないですか。」

「・・・・・・・・・。」

「だから千桜さんの姿を見つけるまでちょっと心配しちゃいましたよ~。」

結構歩かれるの速いんですね、とハヤテが付け加える。

「し・・・心配してくれてありがとう。」

少し赤くなりながら千桜が答える。

「どういたしまして。さぁ、帰りましょうか。」

「う、うん・・・。」

そして今度は離れる事なく、他愛もない話をしながら屋敷へと戻る二人だった。


「ただいま戻りました。お嬢さま・・・具合はいかがですか?」

ハヤテは帰ってくるなりそのままナギの部屋へ直行する。

「おお帰ってきたか・・・私はだいぶ良くなったぞ。ところでいくら売れた?」

「9部です。」

「9部か・・・あの同人誌の面白さを持ってしても9部なのか・・・。なら私のはどうなるんだろう・・・いやそんなのは関係ない。」

とつぜんブツブツと何かをつぶやき始めたナギ。

「お嬢さま?どうかなさいましたか?」

その様子にハヤテが少し心配して声をかける。

「あ、いやぁ何でもない。それより聞いてくれ!」

「はい。何でしょう?」

「私はもう一度・・・本気で漫画を描くぞ!!」

ナギの決意のこもった声だった。

「本当ですか?」

「ウソを言って何か得をするのかよ。本気だ。風邪が治ったら私は・・・もう一度漫画を描くぞ!!」

ナギの揺るがない言葉に、ハヤテは心底安心した。

「それは良かったです。ちょうど僕もお嬢さまに漫画を描いて頂けないだろうかと思っていたところですから。」

「何?それはどういう事だ!?」

「えっと・・・今日売った同人誌にちょっとケンカを吹っかけられたみたいな感じで・・・。でもその同人誌・・・面白いじゃないですか。だからそれに乗っちゃったんですよ。」

「ほぉ・・・。」

「僕達が言った事ですからお嬢さまに直接関係はありませんし、だから僕が描いてもいいんですがここは是非ともお嬢さまにと思っていたんです。お嬢さまと僕と千桜さんで、3人で来月のコミックサンデーに出しませんか?」

「・・・・・・そうなのか。よし分かった!描こうじゃないか!この私に任せておけ。」

即決だった。それはナギが漫画家への夢へ再び第一歩を踏んだ瞬間でもあった。

「本当ですか!ありがとうございます!!ではお風邪が治ったら早速・・・」

「ああ分かったよ。・・・・・・そういえばあいつはどうした?帰ってきてから姿が見えないんだが・・・。」

「あれ?そういえば・・・千桜さん?」



その頃の千桜はというと・・・

(はぁ・・・。)

一人自室で頭を抱えていた。

(大丈夫です。困ったときこそ僕の・・・いえ執事の出番です!)

(お仕えする方の困った顔を笑顔に変える、不可能を可能に変える・・・お役に立てる事を何でもするのが執事の仕事です!!)

(もっと頼ってくださいよ。そのための執事なんですから。)

(やっぱり女の子を夜の人気のない道を一人で歩かせるなんて・・・何かと物騒ですし怖いじゃないですか。だから千桜さんの姿を見つけるまでちょっと心配しちゃいましたよ~。)

今日一日を思い返してみれば、ハヤテに助けられたり思ってくれることばかり。

そんな事を笑顔で言うハヤテの顔も思い浮かぶ。

今まで誰とも付き合ったことなんてない千桜。それも学校では性格上近寄りがたい人物のイメージがついてしまっていた。

自身も当分はそんな事無縁だと思っていた。だから・・・こんな事は初めての事だった。

(頼れるし、気が利くし、頭の回転もいいし・・・何でも出来るよな綾崎君は。)

学校でのハヤテの姿も思い浮かべる千桜。

(どうしよう。私・・・・・・。)

その事を考えて、さらに顔が赤くなる。

(・・・・・・・・・好きになっちゃったの、かな・・・綾崎君の事。)

・・・・・・なにやら波乱の予感である。

でもそれは始まったばかり。想いを伝えるか、想いを押し殺すか、はたまた想いを受け取ってくれるか・・・今は分からない。

ただ千桜に宿ったその想いは本物らしい。

これがどうなるか気になる所だが・・・今回はここまで。

・・・でもたぶん、続かない。






以上です。ルカが全く出てこないですが本来なら着ぐるみのまま立ち去っていたでしょうしステージを見に行く会話もなかったので無理に出しませんでした。

後ハヤテが夜空の正体を知っている所が原作と異なります。
夜空の性格と口調が難しかったです。
今回はSS的に初期の登場シーンの感じの方が良かったと思ったのでそのノリにしています。

うちのハヤハルSSとしてはこれが5本目くらいになるのでしょうか。
今回は初のフラグ起動ENDという形になっています。

次のコミサン編が地味に面白くなってきたらまた続きを書くかもしれません。

いずれにせよ今回もグダグダ展開でしたがここまで、最後までお読み頂きありがとうございました。

今日はこの辺で。

では。失礼いたします。
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プロフィール

いえろーらいん

Author:いえろーらいん
「ハヤテのごとく!」の春風千桜を全力応援中の関西人な専門学校生。
重度の千桜ファンであり鉄っちゃんでもあります。
新しい物好き。
基本的に危機感を感じにくくギリギリにならないとやらない人間。
そして好き嫌いがはっきりし過ぎ。
良い出来ではないものの千桜中心でSS展開中。

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